こんにちは。カエデです。
本日は、「累乗の計算」
について勉強していきます。
累乗ってなに?
って思ったあなたでも大丈夫。
この記事を最後まで読めば
累乗について確実に今よりも
理解することができます。
今日のお話はこんな人におススメ!
・累乗って何かわからない
・数学の計算が苦手、、、
・分数になると急にできなくなる
・定期テストで60点以上を目指したい!
私は、家庭教師を10年間しており、
勉強が苦手な方や不登校の方を中心に
勉強を教えています。
一緒に最後まで勉強して、
今日でわからないことを
1つ減らしましょう!
累乗って何?
累乗って何?
と思うかもしれません。
ここで解決しましょう。
累乗とは、
同じ数をくり返しかけ算することです。
2を5回かけると
2×2×2×2×2
これ、長いですよね、、、
なので 2⁵ と書くことができます。
2⁵を「2の5じょう」と読みます。
このときの5を指数といいます。
指数の回数分かけることを
覚えておきましょう。
2×5ではないですからね!
累乗の計算をしよう
累乗の計算のパターンは
大きく次の4パターンになります。
問題:次の計算をしましょう。
① 2³ ② -2³ ③ (-2)³ ④ (-2³)
① 2³ はもう大丈夫ですね?
読み方は(2の3じょう)ですよ!
指数は3なので
2を3回かけてあげます。
\(\displaystyle 2³\)
=\(\displaystyle 2×2×2\)
=\(\displaystyle 8\)
同じ数「2」を指数の回数「3回」
かけてあげるのですね!
② -2³ と ③ (-2)³は
何が違うのでしょうか?
これは、指数がついている
場所に注目するのです。
累乗の計算は、
指数の直前にあるものを
かけてあげるのです。
② -2³ は指数の直前に
「2」があるので、
2を3回かけてあげます。
マイナスは前に置いて
おくだけで無視でOK!
\(\displaystyle -2³\)
=\(\displaystyle -2×2×2\)
=\(\displaystyle -8\)
こうなります。
マイナスが1個(奇数個)なので
答えの符号は「-」になりますね。
③のように、指数の前に( )がある
場合はどうなるのでしょうか?
累乗の計算はこうでしたね。
「指数の直前にあるものをかける」
なので、直前に( )がある場合は、
( )の中全てをかけてあげるのです!
③(-2)³の指数の前に( )があるので、
(-2)を3回かける、となりますね。
\(\displaystyle (-2)³\)
=\(\displaystyle (-2)×(-2)×(-2)\)
=\(\displaystyle -8\)
ここでもマイナスが3個(奇数個)なので
答えの符号は「-」になるのです。
④(-2³)も同じように考えていきましょう。
指数の前には、「2」があるので
2を3回かけるということです。
( )があってわかりにくい
かもしれませんが②の問題と
同じですね!
\(\displaystyle (-2³)\)
=\(\displaystyle -2×2×2\)
=\(\displaystyle -8\)
となります。
これらの4つのパターンを
完璧にしていきましょう!
分数を使った累乗の計算
分数であっても
累乗の計算はできます!
例題を使ってみていきましょう。
例題:次の計算をしましょう。
① \(\displaystyle ( \frac{3}{2} )²\) ② \(\displaystyle (- \frac{3}{2} )²\)
分数の累乗の計算ではこのように
( )がつくことが多いので、
( )ごとかけてあげましょう!
累乗の計算に約分はないので
分母どうし、分子どうしを
かけてあげるだけでOKです。
① \(\displaystyle ( \frac{3}{2} )²\) ② \(\displaystyle (- \frac{3}{2} )²\)
=\(\displaystyle ( \frac{3}{2} )\)×\(\displaystyle ( \frac{3}{2} )\) =\(\displaystyle (- \frac{3}{2} )\)×\(\displaystyle (- \frac{3}{2} )\)
=\(\displaystyle \frac{9}{4}\) =\(\displaystyle \frac{9}{4}\)
このように分数の累乗は
分母と分子をそれぞれ
かけるのでお忘れなく!
決して、\(\displaystyle ( \frac{3}{2} )²\)=\(\displaystyle ( \frac{3}{2} )×2\)
としないように!!!
累乗のひっかけ問題
定期テストとかに、
よくこんな問題出ます!
例題:次の計算をしましょう。
①\(\displaystyle (-1)²⁰²⁴\) ② \(\displaystyle ー1²⁰²⁵\)
これ、騙されないでください。
①の答えは2024ではありません!
\(\displaystyle (-1)²⁰²⁴\)
=\(\displaystyle (-1)×(-1)×(-1)×(-1)×(-1)×(-1)\)……
1を何回かけても答えは「1」です。
あとは符号の計算ですが、
マイナスが2024個(偶数個)なので
答えの符号は「+」になります。
したがって、
\(\displaystyle (-1)²⁰²⁴\)
=\(\displaystyle 1\)
以上となります。
②も同様に、1は何回かけても
「1」にしかならないですね。
\(\displaystyle ー1²⁰²⁵\)
最初のマイナスは放置して
1を2025回かけてあげます。
もちろん答えは「1」です。
したがって
\(\displaystyle ー1²⁰²⁵\)
=\(\displaystyle ー1×1×1×1×1×1\)……
=\(\displaystyle ー1\)
これだけおさえておけば
累乗の計算はばっちりです!
練習問題に挑戦
これを見てわかった気になっていても
実際にはできないこともあります。
わかった今のうちに問題を使って
練習しておくことが大切ので、
ぜひ挑戦してみてください!
まとめ
累乗の計算についてまとめます。
累乗の計算は指数の直前に
あるものをかけてあげる計算です。
・指数の前にあるのが数字の場合、
数字だけをかけ算します。
\(\displaystyle -2³\)
=\(\displaystyle -2×2×2\)
=\(\displaystyle -8\)
・指数の前に( )がある場合は
( )ごとかけ算してあげます。
\(\displaystyle (-2)³\)
=\(\displaystyle (-2)×(-2)×(-2)\)
=\(\displaystyle -8\)
・「1」は何回かけても
答えは「1」になるので
指数がいくつでも関係ないので
惑わされないでください。
符号の計算はかけるマイナスが
奇数個・・・答えは「-」
偶数個・・・答えは「+」です。
\(\displaystyle (-1)⁹⁹⁹\)
=\(\displaystyle ー1\)
累乗の計算が完璧になったら
次に進みましょう!
コメント