こんにちは。
今回は、国語の授業やテストでもよく出てくる「自立語」について、わかりやすくまとめてみました。
名詞とか動詞ってどう見分ければいいの?
自立語って何種類あるの?
練習問題がほしい!
そんな疑問をもつ子どもたちや、家庭学習をサポートする保護者の方にも使っていただけるよう、イラスト付きのプリント風まとめと練習問題もご用意しています。
まず、「自立語」ってどんな言葉?
自立語(じりつご)とは、その言葉だけでもある程度意味が通じる言葉のことを言います。
たとえば、
- りんご
- たべる
- 青い
などは、それだけでもイメージや意味が伝わりますよね。こういった言葉が「自立語」にあたります。
逆に、「は」「を」「が」などのように、自立語にくっついて使われる言葉は「付属語(ふぞくご)」と呼ばれます。助詞や助動詞などがこれに当たります。
自立語は7つのグループ(=品詞)に分かれます
学校では、「自立語には7つの品詞がある」と習います。
それぞれの特徴と見分け方を簡単にまとめました。 品詞 例 見分け方 名詞学校・先生・空「〜が」「〜を」などとくっつけられる 動詞走る・食べる・読む「〜する」「〜ます」「〜ない」と活用する 形容詞寒い・赤い・楽しい「〜い」で終わる/「〜くない」「〜かった」に変化する 形容動詞きれいだ・しずかだ「だ・です」や「〜な」「〜に」になる 副詞とても・ゆっくり動詞や形容詞をくわしくする言葉 連体詞この・その・ある名詞の前だけに使われる 感動詞あっ・わーい・こんにちは気持ちやあいさつなど、単体で使える言葉
品詞を見分けるときのコツ
「これ、何の品詞?」と迷ったときは、以下の視点で考えてみてください。
- その言葉は何をしている?(動き?もの?様子?)
- どんな形に変えられる?
- 何と一緒に使われる?
たとえば…
- 「学校に行く」の「学校」→ 「〜に」「〜が」がつけられる → 名詞
- 「寒い夜」の「寒い」→ 「〜い」で終わる → 形容詞
- 「きれいな花」→ 「な」で名詞とくっつく → 形容動詞
- 「とても速い」→ 「とても」が速さを強めてる → 副詞
- 「この本」→ 「この」が本を指してる → 連体詞
- 「わーい!うれしい!」→ 感情をそのまま出してる → 感動詞

練習問題:この言葉、どの品詞にあたる?
少し慣れてきたら、実際に見分ける練習もしてみましょう! 番号言葉品詞は?
①学校 ( )
②美しい ( )
③走る ( )
④きれいだ( )
⑤ゆっくり( )
⑥この ( )
⑦わーい ( )
⑧食べます( )
【答えはこちら】
番号品詞 ①名詞 ②形容詞 ③動詞 ④形容動詞 ⑤副詞 ⑥連体詞 ⑦感動詞 ⑧動詞
まとめ
品詞の分類は、「文を正しく読み取る力」や「自分の考えを伝える力」にもつながる大切な知識です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、
「この言葉は、何をしているのかな?」と考える癖をつけていくことで、
自然と見分けられるようになっていきます。
ご家庭での学習にも、プリントや練習問題を役立てていただけたらうれしいです!